高木 志朗の静寂

髙木 志朗 「鳥とぶ林」木版画

版画家 髙木 志朗の1978年の木版画作品 「鳥とぶ林」。

髙木 志朗は1934年青森に生まれ、武蔵野美術大学に入学するも、独学での版画制作にのめり込み退学。精力的に創作活動を開始。1968年にクラコウ国際版画ビエンナーレ展でグランプリを受賞し、その後、国際的に評価の高い木版画家です。

抽象的作品が多かった初期。1971年頃から津軽の風景を題材とし白と黒をメインに表現。後年は人物や花鳥を題材とし、激しい赤の世界。と、髙木氏の作風は生涯に三度変化したと言われ、当作はちょうど中期にあたる1978年の作品。
夜の林から飛び立つ三羽の鳥。木立から漏れる月明かりがモノクロの世界を絶妙なコントラストで際立たせ、凛とした静寂と自然の美しさを見事に表現しています。

生涯、彫刻刀を握り続けた髙木氏の、ふるさと津軽への郷愁を感じさせる作品です。

高木 志朗の静寂

髙木 志朗 「鳥とぶ林」木版画

商品番号
MK05G11
作家 / デザイナー
髙木 志朗
サイン / 表記
マージンに鉛筆サイン
エディション
9 / 120
デザイン・制作年
1978年
技法
木版画
サイズ
作品 : W360 × H530 (mm)
額 : W500 x H655 (mm)
Sold Out
額付