フィリピン現代彫刻の父 "Napoleon Abueva"

1971 Philippine “Napoleon Abueva” Turtle Sculpture

「フィリピン現代彫刻の父」と呼ばる現代彫刻家 “Napoleon Abueva / ナポレオンV.アブエバ”の亀の木彫作品。

1951年にデビューし、木、鉄、ブロンズ、ステンレス、大理石、アエアバスター、セメントや珊瑚といったあらゆる素材を使い、抽象から具象、写実まで変幻自在に扱う創作によって史上最年少で国民芸術家賞を受賞。フィリピンの現代彫刻界の頂点に登りつめ、1980年代にはニューヨークで個展を開催し世界的評価を得た彼の作品は、ニューヨーク国連本部の彫刻など、国内外のさまざまな美術館にコレクションされています。

当アイテムは、その”アブエバ” 1971年制作の木彫の亀。

そのフォルムは、本体から飛び出す小さな頭と尻尾だけ。その他の部位や模様は一切表現されていない極めてシンプルな造形。

しかし、少し上向き加減の姿勢、頭と尻尾の形状と向き、4面だけで象った膨よかなボディーなど、ザックリとした最小限の造形要素で今にも動き出しそうな生命感や愛らしさを見事に表しています。

即興的で粗削りな小作品ながら、確かな技量によって素朴さの中に魂が宿る、巨匠の木彫アートです。

フィリピン現代彫刻の父 "Napoleon Abueva"

1971 Philippine “Napoleon Abueva” Turtle Sculpture

商品番号
SK01G27
作家 / デザイナー
Napoleon Abueva (Philippine)
サイン / 表記
本体に彫刻サイン
エディション
アートピース
デザイン・制作年
1971年
技法
木彫
サイズ
W210 × D170 × H100 (mm)
Sold Out