木原康行 "SPHERES" の解釈

1972年 木原 康行 “TROIS SPHERES” 銅版画 

1972年、木原康行の”TROIS SPHERES” 銅版画。1932年北海道に生まれ、35歳のとき両耳の聴力を失うも38歳でパリに渡り、ビュランで描いた銅版画で高い名声を獲得。25名しか枠のないフランス画家版画家協会の正会員に選任。残念ながら2011年にパリの地で永眠されました。

作品は、タイトルである「TROIS SPHERES / 3つの球体」を中核に、複雑に交錯した無数のラインが繋がり合う図案。複雑な配管設備か、あるいは機械の中の空間を描いたような独特な幾何学世界。”SPHERES”には「知性の領域」という意味もあり、深い哲学的な解釈が隠されているのかもしれません。

渡仏し脂ののった72年の作で、氏の作風を象徴する知的かつ前衛的表現の作品です。

木原康行 "SPHERES" の解釈

1972年 木原 康行 “TROIS SPHERES” 銅版画 

商品番号
QF16G16
タイトル
"TRIOS SPHERES"
作家 / デザイナー
木原 康行
サイン / 表記
マージンに直筆サイン
エディション
E.A
デザイン・制作年
1972年
技法
銅版画
サイズ
額 : W565 × H745(mm)
イメージ : W345 × H485(mm)
Sold Out