面と線・連続と反復 「Continuation-16-7」脇田愛二郎

1972年 脇田愛二郎「Continuation-16-7」シルクスクリーン

彫刻家・造形作家として数多くの彫刻作品を残した”脇田愛二郎”。版画作品も数多く制作し、MoMAに収蔵されているのは彫刻ではなくシルクスクリーン。

この作品は1972年に東京国立近代美術館で開催された「第8回東京国際版画ビエンナーレ展」に出品した作品”Continuation-16-X”のシリーズのバリエーションの1点。同シリーズは現在も同館に収蔵されています。

大きなブルーの正方形の画面の中に、黒の斜線を2方向に引き並べて現れる小さなスクエアのエレメント16個を4×4で交互に配置。エレメントそれぞれが「連続し」「繋がる」視覚効果で、大きな織り柄のようなグラフィックを描き出すジオメトリック表現です。

二次元作品にも幾何学的連鎖や反復、奥行きのあるオプチカルな表現が多く、本作はその全ての要素が集約され、氏の出発点と言える代表作。エディション18部の価値ある版画作品です。

面と線・連続と反復 「Continuation-16-7」脇田愛二郎

1972年 脇田愛二郎「Continuation-16-7」シルクスクリーン

商品番号
SK23G14
タイトル
Continuation-16-7」
作家 / デザイナー
脇田愛二郎 (1942-2006)
サイン / 表記
直筆鉛筆サイン
エディション
6/18
デザイン・制作年
1972年
技法
シルクスクリーン
サイズ
額 W425 × H425 (mm)
イメージ W205 × H205 (mm)
Sold Out