「保谷硝子デザイン室」の足跡:その5. Crystal Landscape Art Sculpture
「保谷硝子デザイン室」:1941年に創業し1945年にクリスタルガラス食器の製造を開始した”HOYA / 保谷硝子”は1957年には営業部長”佐々文夫”を中心に営業部直轄のデザインセクションを設置。「松屋グッドデザインコーナー」をはじめとする百貨店への直販体制を整備し”ブリュッセル万博”出品でグランプリ受賞する製品や「Gマーク」第一号となる製品などを相次いで獲得するデザイン製品開発を推進します。
当時のデザインセクションには”船越三郎”や”河上恭一郎”が所属し、菅澤利雄、河合祥子などのデザイナーを迎え入れ、”佐々文夫”の下で食器のデザインに留まらず消費者のモダン志向のライフスタイルに則した照明「LAMPAS」や装飾オブジェなどを積極的に提案開発。ガラス職人の技術をプロダクトに還元しデザイン性の高い製品を数多く発表。
1970年代後半からは菅澤利雄をマーチャダイジングの責任者として海外市場への参入、欧米のガラスブランドに習った芸術的なインテリアクラフト制作も積極的に展開していきました。

今回、これらの1950年代から1970年代にかけてかけて「保谷硝子デザイン室」から誕生したモダンプロダクトを “Our Selecton”
として複数同時に紹介します。
「保谷硝子デザイン室」Crystal Landscape Art Sculpture
1970年代後半以降、「保谷硝子デザイン室」が推進したインテリアアートとしてのクリスタル商品開発を受けて菅澤利雄が推進したプロダクト。高度な加工技術を駆使し、主に欧米人向けの洗練された高級調度品として少量生産されたスタジオピース。
これら2点ははアメリカ “STEUBEN”社のアートクリスタルにインスパイアされ、自社の最高技術を注いだフラッグシップ的なスタジオピースプロダクト。
近年よく見られるレーザー加工の3Dガラスオブジェとは全く異なり、熟練の職人がガラスを手加工で深く細密に削りだす超絶技巧を駆使。主に欧米人向けの洗練された高級調度品として少量生産された美術工芸で本国内での流通量は少ない半面、海外のヴィンテージガラスマーケットでは現在非常に高く評価されるアイテムです。
Crystal Landscape Art Sculpture「Chrysler Building」
船を縦にしたような形状のクリスタルガラスブロックに「ニューヨーク・クライスラービル」と周りの風景がエングレービング、裏側左右二面を斜めにカットし、正面では中央のクライスラービルが左右に映り込んで立体的に観え、また左右の気球と建物も反対側にも映り込む巧みなギミックで演出されたクリスタルアートスカルプチャーです。
※ビル下部エッジにチップあり(画像8)


Crystal Landscape Art Sculpture「海の風景」
高さ13cmほどのクリスタルの四角柱に刻まれた「海の風景」、上部はカモメが飛びい高い塔や橋を望む海景、下部は起伏豊かな海底を潜水艦が潜行する深海の風景。穏やかな陸上の風景と静寂な深海の対比を表現したクリスタルアートスカルプチャーです。


“保谷硝子”は2009年に惜しくも民間用クリスタル事業を終了しましたが、創業期からデザインセクションを設け、数々のデザイナーやアーチストとクリエイティブな創作に力を注ぎ輝きを放った足跡における最高水準の希少アートスカルプチャーです。
「保谷硝子デザイン室」の足跡:その5. Crystal Landscape Art Sculpture
- 商品番号
- Chrysler Building : ZG24G04A
海の風景 : ZG24G04B
- メーカー / ブランド
- HOYA / 保谷硝子
- マテリアル
- クリスタルガラス
- サイズ
- Chrysler Building : W90 × D55 × H160 (mm)
海の風景 : W55 × D55 × H130 (mm)
- Chrysler Building
- ¥40,000- (tax in:¥44,000)
- 海の風景
- ¥40,000- (tax in:¥44,000)















