“中上良子”デザイン”知山窯” 銅版転写カップ＆ソーサー「魚花葉コラージュ」

戦後日本の陶芸に”デザイン”の重要性を唱え、モダンクラフトに大きな影響を与えた”日根野作三””安藤知山”と二代”安藤光一”らが指揮した美濃焼 “知山陶苑”の作陶。

その多くの文様デザインを手がけた女性デザイナー”中上良子”のデザインは当店が開店当初から注目し多数取り扱ってきました。

中でもこの「魚花葉コラージュ」のプレートは彼女のデザインを象徴する非常に手の込んだ代表的図案。

一見すると同じに見えるプレートは、それぞれ現版の転写位置を変えることで異なる複数の図案が出来上がる楽しい演出がなされており、どの程度のバリエーションが存在するかは未確認です。

カップ＆ソーサーはこの図案の異なる2種のプレートに同色の釉薬をワンポイントであしらったカップがセットされており、それぞれプレート単体でもC/Sとしても楽しんでいただけます。

※当時の知山陶苑は、日根野作三、安藤知山、二代安藤光一のほか澤田米三、澤村慈郎、加藤仁ら数多くの作家が関わっており個々製品の造形作家は未だ判別が難しく、＜造形デザイン:知山陶苑＞と表記しています。