渦と棘と鱗「二風谷イタ」

昭和期 二風谷コタン “萱野” 作 アイヌ工芸「二風谷イタ」

北海道南部を流れる沙流川流域のアイヌ民族の間に古くから伝わり、現在は主に二風谷(ニブタニ)コタンで伝統的技法が継承される”二風谷イタ”。

入荷品は、槐(エンジュ)を材に “モレウ/渦巻” “シク/目”と”アイウㇱ/棘”、その隙間を埋める様に”ラムラム/鱗”の文様が彫られた代表的意匠。風合いを増した木味と独特の紋様が美しい昭和期の約50年程前のアイヌ工芸です。

裏に来道記念の記録献名と「’75,7,7 二風谷コタン “萱野” 作」と刻まれており、二風谷に生まれアイヌ文化、言語の研究保存の活動を続け「二風谷アイヌ資料館」の創設・館長も務めた、故・”萱野茂”氏との関係も考えられますが詳細は不明です。

渦と棘と鱗「二風谷イタ」

昭和期 二風谷コタン “萱野” 作 アイヌ工芸「二風谷イタ」

商品番号
XE31G14
サイン / 表記
裏面に刻銘"萱野作"
デザイン・制作年
1975年
マテリアル
槐(エンジュ)
サイズ
W300 × D210 × H20 (mm)
Sold Out