20世紀前半から中期にかけてフィンランド照明デザインの礎を築いた ” Paavo Tynell / パーヴォ・ティネル ” デザインのオリジナル。　「 Bridal Bouquet / 花嫁のブーケ 」と称されるシーリングランプ。

” Paavo Tynell ” は1918年に設立した金属加工・照明メーカー” Taito Oy. / タイト・オイ “の創業者兼チーフデザイナー、1930年代以降には “Alvar Aalto / アルヴァ・アアルト” との協業で パイミオ・サナトリウムやサヴォイ・レストランのための照明デザインなど数多くの作品を手がけたことで知られ、欧米各国でも輝かしいキャリアを残したフィンランドデザインのフロントランナーの一人。

入荷アイテムは、” Paavo Tynell ” の円熟期とも言える50年代にデザインした「 Bridal Bouquet / 花嫁のブーケ 」と呼ばれる名作シリーズ。

ガラス製の花弁のようなシェードを真鍮製の葉を付けた小さな草花が取り囲む、まさにブーケのようなデザイン。
光源の光で周囲のメッシュ状の葉とリングスプリング状の花が輝き、光に包まれた花束が空間に浮かぶ…….
金属加工からスタートした” Paavo Tynell “の技術とアイデアが結実し、フィンランドデザイン特有の優しいイメージを纏いモダンとクラシックを絶妙にバランスした美しい照明。

近年、デンマークのGUBI社からティネルの一部のプロダクトが復刻されていますが、”Taito Oy.”時代のオリジナルは非常に評価が高く、このシリーズモデルの国内流通は皆無に等しいと思えます。

※ガラスシェードは非オリジナルと思われ、真鍮の草花のパーツが1本欠品しています。
※電球口金や電装系はE26電球(LED可) の国内仕様に交換されています。