古代という新しさ "Alfredo Barbini / Scavo"

60’s Murano “Alfredo Barbini” Scavo Vase

イタリア・ムラノガラスの巨匠 “Alfredo Barbini / アルフレッド・バルビーニ” 作の”Scavo”ベース。

イタリア語で”発掘”を意味する”Scavo”は、特殊な腐食焼成加工によって荒れて錆びついた質感をガラスで表現する技法。遺跡から発掘された古代ガラスのような佇まいを創り出すこの技法は、1950年代にA.バルビーニが加工技術を研究して完成させたテクニックの一つ。

予想のつかない焼成時の化学変化を見事に操り、錆びて劣化した経年感までをも美しさの要素として取り込んだ斬新な作風が一躍、彼の名を世界に知らしめる事となった代表作。

当作は、ザラついた地肌に腐食したような金属質の文様が縦横不均衡に散らばる、歪で肉厚のフォルムの”Scavo”ベース。同じものは二つとでき無い陶芸作品のように “Scavo”の風情を堪能できる情緒豊かな佇まいです。

ムラノガラスの洗練されたイメージとは対極にある表現を試みた、”アルフレッド・バルビーニ” の革新性を証明するかのようなアートピースです。

古代という新しさ "Alfredo Barbini / Scavo"

60’s Murano “Alfredo Barbini” Scavo Vase

商品番号
RE07G02
作家 / デザイナー
Alfredo Barbini
メーカー / ブランド
BARBINI (murano Italia)
サイン / 表記
底面にエッチング
デザイン・制作年
1960年代
技法
スキャボ(混合物塗布加熱)
サイズ
Φ130 × H280 (mm)
Sold Out