"倉俣史朗" 鏡に潜む意匠と計算

1983 “倉俣史朗 / Shiro Kuramata” デザイン “筑波第一ホテル” 客室内装 壁鏡

“磯崎新”設計により1983年に竣工した”つくばセンタービル”に設けられた宿泊施設 “筑波第一ホテル”のインテリアを担当した”倉俣史朗”が客室用にデザインした壁鏡。

2000年、第一ホテルの経営破綻による撤退後、「オークラフロンティアホテルつくば / 現ホテル日航つくば」への改修廃棄に伴い設備の一部が救済され市場流通したアイテムの一つ。

楢の集成板材を前後二枚貼り合わせた上部を半円のアーチとしたフレームは、その外形が横縦の比率1:1.6の黄金比で設計。また、アーチ部の左右終端とトップ中央の目地の接合部には材を一度斜めにカットして再び貼り合わせた三角形の意匠を潜ませる「意匠に隠れた倉俣流の仕掛け」を今回新ためて見出す事ができました。

壁面から3cm前に浮かせる浮遊設置はもとより、一見気づかない繊細なディテールと巧みな計算によって成り立つ氏の美学を再認識できます。

"倉俣史朗" 鏡に潜む意匠と計算

1983 “倉俣史朗 / Shiro Kuramata” デザイン “筑波第一ホテル” 客室内装 壁鏡

商品番号
VG31G01
作家 / デザイナー
■デザイナー : 倉俣史朗 <br>■ホテル設計:磯崎新
デザイン・制作年
1983年
マテリアル
楢集成材
サイズ
H800×W500×D55 (mm)
Sold Out