寿商店 国産椅子量産化の足跡

60’s “寿商店 / コトブキ” 初期FRPスタッキングチェア

1950年代、「産業工芸試験所 = IAI」の新素材プラスチック製椅子の製造研究の為に剣持勇、柳宗理、豊口克平….らが集結した際に指名されたパートナーメーカー”寿商店/コトブキ”。この椅子は、その中で試験的に生産されたモデルをベースに同社が製品化した初期のFRP椅子。

無垢スチールロッド製の細くスマートなレッグフレーム、ファイバー繊維が際立つシェルは、柳宗理のエレファントスツールのオリジナルに共通する「黒い樹脂材」を使ったシェル。

現在でも中空パイプの脚を持ったコトブキのシェルチェアは多数見かけますが、このチェアは日本の家具量産化黎明期を思わせる特徴を全て有した、日本のシェルチェアの原点とも言える個体です。

座面中央左付近に直径10cm程度の成形時の縮み癖の様な跡あり、後脚先端のゴムカバーがなくなっています。

寿商店 国産椅子量産化の足跡

60’s “寿商店 / コトブキ” 初期FRPスタッキングチェア

商品番号
XJ10G08
メーカー / ブランド
寿商店 / コトブキ
デザイン・制作年
1960年代
マテリアル
FRPシェル、無垢スチールロッドレッグ
サイズ
W475 × D580 × H705 / SH410 (mm)
Sold Out