"ナイジェル・コーツ" 小樽ホテルに灯すアバンギャルド

1989 “Nigel Coates” Design Table Lamp for “Hotel Otaru Marittimo”

1989年、”旧北海道拓殖銀行”の小樽支店の大正期の建物をイギリス人建築家 “Nigel Coates / ナイジェル・コーツ” が内装デザインを手がけてリノベーション開業した”小樽ホテル / Hotel Otaru Marittimo”

ホテルはその後経営の行き詰まりにより閉鎖改修され、その際に流出したと思われる”ナイジェル・コーツ” がデザインした客室用のテーブルランプです。

ホテルデザインのコンセプトが「船」だったこともあり、そのフォルムはマストと風を受けて広る帆をイメージしたような物語性を感じます。

ガンメタリックカラーは、消灯時には影のようにひっそりと佇み、点灯時には本体ベースに設けられたスイッチの調光によってシュードに反射する光をコントロール可能、幻想的な影を映す空間を多様に演出。

ポストモダンデザインとは一線を画し、90年代に退廃的もしくは古典的要素を前衛表現として取り入れ、ネオクラシックな世界観を構築していった “ナイジェル・コーツ”が日本に残した数少ないアバンギャルドなオリジナル照明です。

"ナイジェル・コーツ" 小樽ホテルに灯すアバンギャルド

1989 “Nigel Coates” Design Table Lamp for “Hotel Otaru Marittimo”

商品番号
VE18G02
作家 / デザイナー
Nigel Coates (England)
デザイン・制作年
1989年
マテリアル
スチール
仕様 / 構造
E17口金電球、 調光ロータリースイッチ
Sold Out